札幌市北区：柴犬のゲンタ君

【いつかは必ず来る時】

人間も動物も100％必ず訪れる「死」。

どのような亡くなり方で、いつというのは誰にもわかりません。

死への準備ができる方、準備する間もなく突然迎える方・・・様々です。

動物も同じです。

「えっまさか僕が今日？！飼い主様とまだまだ一緒にいたいよ！」

本日お会いしたご家族から受け取った、生前の元気な時のお写真から、そのような声が聞こえた気がしました。柴犬のゲンタくん。

お話を伺うと、当社に連絡をくださった3日前に亡くなったとのこと。

3日間、別れの決心がつかなかったのでしょう・・・。

飼い主様はとても辛そうでした・・・。

生前のゲンタ君のお話をたくさん聞かせてくださいました。

家族が脱いだ後の洗濯物が大好きだったとのこと。

ご家族の靴下を一緒に添えてお預かり致しました。

毎回毎回、思うことがあります。人間でも輪廻転生という言葉があります。

同じ姿はなくなっても、また別の形で飼い主様のところへ行くんだよと心の中でつぶやきながら、最後の旅立ちのお手伝いをさせていただきました。

この後のゲンタ君のいない毎日を過ごす飼い主様が心配でしたが、ゲンタ君も同じ気持ちで飼い主様のことを見守って側にいるはずだとお声を掛けさせていただきました。

帰り際に、ありがとうございましたと缶ジュースを頂きました。

ご自身が辛いときに、私に対する気遣いまでしていただきました。ありがとうございます。

素敵な飼い主様と過ごした時間は、ゲンタ君にとっても宝物であったに違いありません。

きっと虹の橋のむこうで、元気に走り回っていることでしょう・・・。